生まれた場所で、
18年間過ごした場所から巣立って18年経った今、もう一度ここから始めたい...
このライブは、そんな思いを感じるような、「Birth〜歌を持って木曜に生まれた〜」から始まりました。
ライブの度に歌ってきた「シエスタ」
この曲を聴いていると、もしかすると自分の中の知らない自分を見つけるような、どこか異国のような、現実でない場所へ、トリップするような、そんな気持ちになります。
これまで歌うたびに、実はキーボード奏者が違ったのですが、そのたびに、mamIとキーボーディストの音の絡み合う「シエスタ」を魅せてくれていました。このライブの、キーボーディスト・草間信一さんとmamIの掛け合いも、私を遠い別世界へ運んでくれました...
そこは多分、ここから続く「独り占め」の世界...
また、阿久澤さんのトランペットと、ヤマヒロさんのベースに、酔いしれる気持ちのよい瞬間でした。そして、ラムジーさんのパーカッション。いつもmamIのライブに参加していただく時とは違うスタイル、今回は、カホンを演奏されていましたが、その音色が、最初から最後まで、ずっと私の身体に響いていて、本当に素晴らしかったです。
その後、「Rain」「愛しい思いが罪だとしても」と、チクリと痛みのあるバラードが続きます。最後の、あまりにも切ない、イサムさんのギターの音色に、泣いてしまいます...
続いて、オープニングアクトを務めてくださった、高知のシンガー、「Sho-ji」さんを招き入れ、「Feel like makin' love」をデュエット。
最初はちょっぴり緊張気味だったSho-jiさんでしたが、mamIの挑発に、まるで観念したかのようにノッてきていました。二人のデュエットならではの、甘酸っぱいFeel like makin' loveでした。
ライブを観ながら、私は1年前を思い出していました。
2004年11月4日 LIVE Siesta
「Plum red」制作中だったこの時、「ハーモニー」を歌っていただける人は、もちろんいませんでした。その後「Plum red Interview」でmamIは、街を歩いているうちに、人がどんどん集まってきて、最後はみんなで歌っている、そんなイメージで作ったんだと言っていました。
きっとそれは、今はまだ誰も知らない曲だけれど、これからたくさんの人に聴いてもらいたい、知ってもらいたい、そして、一緒に歌うことで、「力」を感じてもらいたい、という、mamIの願いなのではないかと思い、それは私にとっての願いでもありました。
---愛という祈りが 奇跡をまた起こしていく---
2005年11月28日
たくさんの、「愛という祈り」の声を、聴くことが出来ました。そして、たくさんの笑顔と涙に出逢え、みなさまと一緒に歌いながら、心の中で手を繋げたこと、とても幸せな時間でした。そして、この輪をもっともっと大きな輪にしたい、もっとたくさんの人たちと手を繋ぎたい、繋がりたい...
その願いが、最新曲「Sunrise∞Sunset」に込められているような気がします。
涙をこらえ歌うmamIは、光り輝く太陽のようで、決意に満ちた表情で歌う歌声は、強く優しく響く大地のようで、mamIの中に小さな地球が見えるようでした。
---∞は心にあるから終わらない---
1年前、私は同じ言葉を綴りました。
その言葉を、今だからこそ、もう一度残したいと思います。
morI mamIは、またここからはじまります...
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